私がUS配列を使うのは、歴史的理由によりそのほうが効率が良かったからという一点だけです。
US配列を使う理由としてよく上げられるのが、スマート、カッコイイ、スペースキーが大きくて打ちやすい、エンターキーが打ちやすい、とかです。
ぶっちゃけこれらは全部慣れなので「お前がそう思うんならそうなんだろう お前ん中ではな」としか言えないし、これらの理由でUS配列勧めるのはいささか無理があるように思えます。
現在ではUS配列を使っても別にこれといった利点とかありませんしおすし。
以下昔話。
昔話
私には昔NetBSDやFreeBSD、Linuxなどを代わる代わるインストールして触って遊んでいた時期がありました。
PCが欲しいと母親に言い続けた結果、どこかからPentium II 233MhzのThinkpadをもらってきてもらうことができ、晴れて自分専用のPCができたわけです。
そこで何を思ったのか、おもむろにNetBSDをインストールし始めたのが当時の私です。
その頃はさほど知識も無く、今みたいにGUIのインストーラーが当たり前のように立ち上がることはありませんでした。(Xの設定を手動でしないといけなかったし、そもそもラップトップでXを動かすのが難しかった)
そういう状況なのでインストールはウンウン唸りながらテキストベースで行なっていました。
ここで色々入力する場面に出くわすわけですが、この時のデフォルトのキー配列がUS配列だったわけです。またインストール時にキー配列を変更するようなウィザードは無く、JP配列にするためにはインストールした後に設定を変更する必要がありました。
US配列とJP配列の一番の違いは記号の配置です。当時JP配列しか使っていなかったので、インストール時にどこに記号があるのかを調べながらインストールをし、さらにインストール後にJP配列にするべく、また記号の位置を探しながら設定を変更するわけです。
これが一回だけならまぁ問題無かったのでしょうが、この頃の私はインストール厨だったので、OSをインストール、設定、ちょっと使って飽きる、次のOSをインストールということを繰り返していました。
これを数回繰り返したところでふと「最初からUS配列を使うようにすればインストール時に迷うこともないし設定の手間も要らないし幸せになれるのでは?」と思ったわけです。
それから1週間ほど慣れないUS配列を使用し続けた結果、晴れて幸せを手に入れることができました。
現在
今ではOSのインストール時にキーボード配列を変更することが普通にできるので、別にUS配列でなくてもよくなりました。良い時代です。
私は現在でもUS配列です。ただ、JP配列でも問題なく打てるので、US配列は完全に惰性で使ってる感があります。
結論
慣れ。