ITに携わっている方なら以下のような経験をしたことがあると思います。

A「ご職業は?」
俺「プログラマーです」
A「パソコンお詳しんですね!ちょっとうちのパソコン最近遅いので見てもらっていいですか?」
俺「いいですよ」
〜数日後〜
A「パソコンに音楽取り込みたいんですけどできますか?」
俺「できます。iTunes とかで検索するとすぐにやり方でてきますよ」
A「ありがとうございます!やってみます」
〜数日後〜
A「うちのパソコンがまた遅くなっちゃって云々」
〜以下無限ループ〜

一度安請け合いしてしまうと、次から半永久的にパソコンの無料サポートだと思われてしまう現象です。

これは最初に職業を「プログラマー」と言ってしまったことに端を発します。ですので、職業は IT 系以外のものを敢えて言うことで回避できることになります。
ここで問題になるのは、どういう職業にするか?ということです。「学生」というのが一番楽ですが、これが使えるのは様々な理由からごく一定期間だけです。
単に「会社員」と言った場合、更に突っ込んで聞かれる可能性が残ります。

この問題に長年取り組んできた私がたどり着いた、無料サポートにならず、かつ突っ込んで聞かれない、聞かれても回避可能な職業があります。それは

** セキュリティ関係 **

です。この職業を名乗れば前述のやり取りが以下のようになります。

A「ご職業は?」
俺「セキュリティ関係です」
A「セキュリティ関係ですか!何系のですか?」
俺「すいません、コンプライアンス的にちょっと言えないんですよ」
A「そうなんですか、大変ですね」

完全に無料サポートを回避しつつ、コンプライアンスという盾を用いて見事に嘘であることを隠し通せています。
以上から、IT 系の職種だと認識されてしまっているために無料サポートだと思われている方は今後職業は セキュリティ関係 と言えば幸せになれると思います。

ちなみに私は上記を思いついてから一度も職業を聞かれたことがありません。