最近またボルダリングを始めました。オリンピックとかは特に関係なくて、年末年始に会った人全員(本当に全員)に太ったと言われたので、運動がてら興味のあったボルダリングを始めようとなったわけです。今は始めてから大体半年経ってないぐらいですね。

なんですけど、クライミングシューズはもう6足ぐらい買いました。全部履きつぶしたわけじゃなくて、自分の足に合ったなるべく痛くならないものを探してるという感じです。合わなかったやつはメルカリで売って今は2足しかありません。

自分は靴下履きなので、シューズのサイズは多分素足で履くよりハーフサイズぐらい上になっていると思います。

Scarpaのレンタルシューズ

京都にいたときに本当に初めてボルダリングをやったときに履いたやつ。シューズの名前はわからないが、履くとアキレス腱がめちゃくちゃ痛くて、自分の足には全然合ってなくて本当に厳しかった。

Evolvのレンタルシューズ

今のホームジムのレンタルシューズ。名前はわからんがレンタル用の安いやつっぽい気がする。これも履くと足が痛くて厳しかった。自分の足のサイズは素足26.5cmぐらいで普段の靴も26.5cmを履くので、大きめの靴を履く人が多いからそれに合わせて26.5cmから-1cmぐらいが素足のサイズだと思われてて、そこからさらに小さいサイズのを出されてた気がしなくもない。

レンタルシューズは大体誰が履いても割と快適という話も聞くので、過去2足のレンタルシューズが合わなかった自分はなんかおかしいのではないかと思い始めたころ。

テナヤ タンタ US8.5 / TENAYA TANTA

TENAYA TANTA

とにかくレンタルシューズは足が痛くなるので快適に履けるシューズを探したところ、快適さはテナヤのシューズが良いらしいので買った1足。ビブラムでもステルスでもない独自ソール。ホントはインティがよかったんだけど試し履きに行った店の店員さんに「あれは女性用モデルですよ」と言われたのでこっちを買った。

ジムで使ってみたところ、足入れは良かったんだけど少し小さいホールド踏むと結構滑ってしまって恐くて踏めなくて全然登れなかった。今思えば単にヘタクソなだけだったんだろうけど、なんか1度滑るソールだと思ってしまったら足を信じて乗り込めなくなってしまって結局その1回しか履かなかった。

アンパラレル UPライズゼロ US9.5 / UNPARALLEL UP-RISE ZERO

UNPARALLEL UP-RISE ZERO

とにかく滑らないソールが欲しかったので、ファイブテンのステルスソールにしようと思ってたが、近くに取り扱っている店がなかったので大体同じらしいアンパラレルのシューズにした。

ダウントゥはまだ早いと思ったのでフラットなシューズにしようと考えていて、その中でもローグ類似と言われているエンゲージVCSかなーとあたりを付けて試し履きしたらなんか足が片当たりして痛かった。以前試し履きでローグを履いた時はそんなことなかったので類似なだけで同じラストじゃないんだなと実感した。で、1番痛くなかったのがアップライズゼロだった。でもこれもワンサイズぐらい上げてやっと片当たりしなくなったぐらいなので根本的に足型に合ってなかったと思う。

ソールは本当に滑らなくてめちゃくちゃ良かった。ステルス互換のこのソールで滑ったら自分がヘタなだけだと思えてたのも大きい。やっぱりソールの安心感というか信頼感というか、そういうのが割と登れるかどうかに影響するので、1足目は滑らないと評判のソールがついてるシューズがいいと個人的に思う。

3ヶ月ぐらい履いて、大きいサイズを選んだことでヒールが全然合ってないことにやっと気がついたので、もうちょっとサイジングをちゃんとしたやつ履きたいなと思ったので次のシューズへ。

スポルティバ フューチュラ リブート EU41.5 / LA SPORTIVA FUTURA REBOOT

LA SPORTIVA FUTURA REBOOT

やっぱりノーエッジのシューズ気になりますよね。自分も例に漏れず気になったのと、試し履きした感じ足型もアップライズゼロより自分に合ってたので買いました。かかとは深くてアキレス腱に当たって多少痛むがまぁ大丈夫。

足裏感覚というのかな、ホールドのどこを踏んでるのかがめちゃくちゃわかるシューズで、ある1点以外を踏むと滑るようなジブスでもどこ踏んでるのかわかるので普通に踏めた。ボテとかのスメアリングはRHラバーのアップライズゼロのほうが滑らない感があったけど、ちゃんと足で押さえてスメアリングすればビブラムのフューチュラでも別に滑らない(当たり前だが)。といってもRHラバーに比べるとビブラムは滑るので、より丁寧に踏んだりしないとやっぱりダメですね。

あとノーエッジだからか、つま先を壁にぶつけると痛い。最初の頃はポケットに足先入れるだけで痛かったけど、なんか慣れたのか今は全然痛くない。

サイズはジャストのを選んだけど、かかとを置くまでいれても横がちょっと余ってたのと、履いてると足の親指が人差し指を押して痛くなっていた。ここらへんから「自分の足は幅広なのでは?」と思うようになった。

スポルティバ スクワマ EU40.5 / LA SPORTIVA SKWAMA

LA SPORTIVA SKWAMA

自分の足は幅広疑惑を裏付けるために幅広のシューズを履いてみよう考えて、かなり幅広と噂のスクワマに目をつけた。結果としては、自分の足には今までで1番合ってた気がする。合ってたゆえにサイズを攻めれたので、伸びるという話もあって攻めたサイズを買った。これもかかとは深い。スポルティバのシューズはかかとが深いのだろうか。

足裏感覚があるとか柔らかいシューズと巷では言われているようだけど、自分はフューチュラに比べるとホールドのどこを踏んでいるのか全然わからなくて、ホールドにカツっと足を置くような、むしろ硬いシューズというイメージ。また、サイズを攻めたのでスメアリングもあんまりよくなかった。

足幅は合ってたけど、今の自分の登り方や技術ではフューチュラに比べると、とにかく硬くて滑る恐さが勝ってしまってちょっと履けないなとなった。ただ、デザインと、つま先を壁にぶつけても痛くないのはよかった。

スポルティバ フューチュラ リブート EU40.5 / LA SPORTIVA FUTURA REBOOT

スクワマがEU40.5が履けたので、かかとが余ってなんだかなーと思ってたフューチュラEU41.5も実はEU40.5にできるのではないかと思って買った1足。かかとはいい感じだったが、やっぱり足の親指が人差し指を押して痛いのと、サイズキツくてスメアリング無理そうだったので、足入れだけしてメルカリへ。

スポルティバ ジーニアス EU41 / LA SPORTIVA GENIUS

LA SPORTIVA GENIUS

フューチュラより幅広でかかとも細いという話があったので、フューチュラより自分に合うかもと思って買った1足。実際フューチュラより幅広かつ、かかともちょっと細い気がするので自分には合ってた。ベルクロ至上主義だったけど、レースアップでもギチギチに締めなければスリッパやベルクロみたいに履けるので別に悪くないなと気づいた。

サイズもハーフ小さくしてみたが、割と履ける。が、スメアリングするときに足を反らすと結構痛い。やっぱり自分にはEU41.5がジャストらしい。かかとはやっぱり深い。

ノーエッジの足裏感覚はちゃんとあり、ホールドのどこを踏んでいるのかわかるので割とどんなホールドも踏める。フューチュラとの違いは幅広でかかとが細い以外は自分程度の技量ではよくわからない。

スポルティバ マーヴェリンク EU41.5 / LA SPORTIVA MAVERINK

LA SPORTIVA MAVERINK

ジーニアスいいんだけど、ちょっとサイズが小さくてスメアリングがキツイなぁと思ってたのでマーヴェリンクに白羽の矢が立った。自分の足は親指と人差し指が同じぐらいの長さかつ外反母趾でもないので、ターンインしてるシューズが合うんじゃないかなーと漠然と考えてたので、スポルティバのノーエッジシューズの中で1番ターンインしているように見えるマーヴェリンクを履いてみたかったというのが理由。

サイズはジャストであろうEU41.5を選んだが、ジーニアスと比べて全長が長いので履いても足の親指がほとんど曲がってない。もうハーフサイズ小さくしても問題なさそうに感じた。とはいっても余っているわけではないのでEU41.5でも問題はないですね。

左:マーヴェリンク 右:ジーニアス

ジーニアスと比べてシューズは幅狭なんだろうけど、シューズがが柔らかいのか別にキツくは感じない。シューズの幅ってある程度は伸びたりとかでどうにでもなるっぽいな…?なら選ぶシューズはつま先とかかとが合うかどうかで考えれば良くて、別に幅広のシューズじゃなくてもよかったかもしれん。かかとは相変わらず深い。

マーヴェリンクはジーニアスに比べてほとんどダウントゥしてなくて、それに伴ってトーボックスも低くなっている。なのでマーヴェリンクはサイズを攻めて(指を折りたたんで)履くシューズではないように見える。後述するが、この点でスピードスターとは同じスリッパタイプだけど全然違うシューズといえる。

左:マーヴェリンク 右:ジーニアス

ノーエッジ履くのも3種類めなんで、ノーエッジに関してはフューチュラやジーニアスと同じような感想なのだけれど、同じ時間履いててもマーヴェリンクが1番足が痛くならなくてよかった。ダウントゥしてなくて、かつちょっと長いというのが足に負荷をかけてないんだと思う。
なんか公式のチャート1を見ると、ジーニアスのほうがターンインしているラストっぽいんだけど、履いた感じはマーヴェリンクのほうがターンインしている。ジーニアスはターンインがキツくても幅広なぶん結果的にセンター寄りのつま先になってる感じだろうか。

スポルティバ スピードスター EU41.5 / LA SPORTIVA SPEEDSTER

LA SPORTIVA SPEEDSTER

ついにスポルティバのノーエッジシューズをコンプリートしました。サイズはEU41.5だけど、ジーニアスと同じぐらいのサイズ感でキツかったので未使用のままメルカリした。

同じスリッパタイプのマーヴェリンクとの違いは両方持ってたら一目瞭然で、そもそも全然違う。スピードスターはむしろフューチュラに似ていて、ダウントゥもしてるしトーボックスもフューチュラやジーニアスみたいに高い。幅はジーニアスほど広くない印象で、フューチュラと同じぐらいに感じた。対してマーヴェリンクはほぼダウントゥしてないしトーボックスも他のノーエッジシューズに比べて低くて、ノーエッジというだけで完全に別のシューズといった感じ。フューチュラ、ジーニアス、スピードスターは互換性があると思うけど、マーヴェリンクだけ完全に別物。

リブートじゃないフューチュラは持ってないのでわからないけれど、フューチュラリブートやジーニアスは足裏のソールの真ん中あたりがくぼんでて、より掻き込みやすいようになっているけど、スピードスターにはそういったものはない。

個人的にはスリッパタイプのフューチュラが欲しい!みたいな場合だけスピードスターが選択肢に上がる感じで、ベルクロで問題なければフューチュラでいいし、幅広がよければジーニアスでいいし、楽ちんスリッパならマーヴェリンクでいいので、いまいちスピードスターの用途がわからない。スピードスターの後継がフューチュラというのであればわかるんだけど、スピードスターはまだ廃盤になっていないので後継というわけでもないんだろうし。

スポルティバ ジーニアス EU41.5 / LA SPORTIVA GENIUS

サイズが小さくてスメアリングがキツければ大きいサイズを履けばいいじゃないということで、ハーフサイズ大きいやつを買った。結果正解だったので今のメインシューズに。

あとジーニアスに限らずシューレースのシューズは、紐の締まり具合で自分の足が幅広かそうじゃないかが相対的に計れると思った。

番外

浅草クライミング 劔 / TSURUGI

試し履き会で履いたやつ。ジーニアスはそうだとして、スリッパタイプのマーヴェリンクでも履いた感じは「靴!」という感じだけど、浅草クライミングのシューズは「足袋!」と感じるぐらいの柔らかシューズ。幅広であろう自分の足だと26.5cmのジャストよりは27.0cmのほうが具合がよかった。

ソールは少なくともビブラムよりは全然滑らないのでボテとかは安心して踏めた。ノーエッジシューズのユーザーである自分からすると、つま先は少し壁から遠くて感覚が乏しく感じたけど多分慣れの問題かなと。ノーエッジ履いてなかったらこれ買ってたと思うぐらいにはよかった。

唐草模様がダサいと言われているけど個人的には割と好き。

マッドロック ヘイワイヤー / MADROCK HEYWIRE

これも試し履き会で履いたやつ。ノーエッジシューズ。ソールはサイエンスフリクションというマッドロックオリジナルのやつだがビブラムより滑らない。まぁ今日日ビブラムは1番滑るソールとか言われてたりするのでさもありなんという感じだけど。

アッパーがニットなので、スリッパタイプと違って全然締め付けられる感じがなく不思議な感じの履き心地だった。柔らかシューズの宿命だけと思うが、つま先で立つと痛かった。自分のかかとだとどうやってもヒールは奥まで入らなくて、潰す感じのヒールに必然的になってしまうのが好きじゃない。

スカルパ ドラゴ / SCARPA DRAGO

履いたやつではなくて履いてみたいやつ。ターンインがかなりキツイので、もしかしたら自分の足に合うかもしれないと思ってる1足。ただノーエッジ好きになってしまったので、買うかどうかと言われると、よっぽと足に合わないと買わないと思う。

まとめ

マーヴェリンクとジーニアスがいい感じなのでシューズ巡りはここらへんで終わりにしたい。